あらすじ
動物たちの間で兎と亀のどちらが足が速いかという議論が起き、五百ヤードの競走が行われることになった。自信満々の亀に対し、馬鹿馬鹿しいと感じた兎はうんざりして途中で走るのをやめ、座り込んでしまう。その結果亀が勝利し、海亀の助言も手伝って、動物たちは亀こそが足の速い動物なのだと思い込んでしまった。その後、大風の晩に森で突然火事が発生する。たまたま森のはずれの安全な小高い禿山にいた数匹の動物たちは、森の住人に火事を知らせる伝令役として、競走で勝った亀を最適任者として選ぶ。亀が知らせに向かって懸命に走っている間に、森の中の動物たちは逃げ遅れて残らず焼け死んでしまう。
登場人物4人
兎うさぎ
反逆者男性
役割主人公・対照キャラ
長い耳を持つ足の速い動物。亀との競走を馬鹿馬鹿しいと感じて真面目に走らず、途中で座り込んでしまう。
亀かめ
道化男性
役割主人公・対照キャラ
硬い甲羅を持つ動物。大威張りで競走に臨み、相手が走るのをやめたことで勝利を得るが、自身が本当に足が速いと思い込む。
動物たちどうぶつたち
犠牲者その他・不明
役割脇役・犠牲者
兎と亀に競走をさせた森の住人たち。競走の結果から亀を最も足が速いと信じ込み、森の火事の際に致命的な判断ミスを犯す。
海亀うみがめ
知者男性
役割脇役
競走後、亀が勝因を相談しに行った相手。「足が早いから名誉の勝利を得たのだ」というもっともらしい助言を与える。
人物相関3件
兎亀対立
競走の対戦相手
動物たち亀友人
競走を応援し、後に火事の伝令という重要な役目を託す
亀海亀友人
勝利の理由について意見を求める相談相手
舞台
時代背景
不特定の時代
場所
動物たちが住む森とその周辺、小高い禿山
国
イギリス
テーマ
- 大衆の愚かさと盲信
- 固定観念による破滅
- 教訓主義に対する風刺
キーワード
競走耳甲羅ヤード森の火事