大飢饉に見舞われたある年、貧しい木こりの夫婦は自らの口減らしのため、継母の強い提案により兄のヘンゼルと妹のグレーテルを森の奥に置き去りにする。一度目はヘンゼルが道標として落とした白い小砂利を辿って無事に帰宅するが、二度目に捨てられた際は目印にしたパンくずを小鳥に食べられてしまい、完全に道に迷ってしまう。三日目、森をさまよった二人はパンと砂糖でできたお菓子の家に辿り着き夢中で食べるが、そこは子どもを捕食する魔女の罠だった。ヘンゼルは太らせて食べるために犬小屋の檻に閉じ込められ、グレーテルは奴隷のようにこき使われる。約一ヶ月後、業を煮やした魔女はヘンゼルを食べようとかまどに火を入れ、グレーテルもまとめて焼き殺そうと企む。しかしグレーテルが機転を利かせて魔女をかまどに突き飛ばし、魔女を焼き殺して兄を救出する。魔女の家にあった真珠や宝石を大量に手に入れた二人は、白い鴨の助けを借りて大きな川を渡り、父親の待つ家へと辿り着く。継母は既に死んでおり、残された親子三人は持ち帰った宝によって一切の苦労から解放され、豊かに幸せに暮らす。
役割主人公・家族
貧しい木こりの息子。機転が利き、小砂利を落として道標にするなど、過酷な状況下でも妹を慰め守ろうとする。
役割主人公・家族
ヘンゼルの妹。最初は泣いてばかりいるが、最後は機転を利かせて魔女をかまどに突き落とし、兄を救い出す。
役割家族・脇役
ヘンゼルとグレーテルの父親。子どもたちを愛しているが、妻の強硬な主張に逆らえず森に置き去りにしてしまい、深い後悔に沈む。
役割敵役・家族
木こりの妻で、子どもたちの継母。大飢饉による餓死を免れるため、子どもたちを森に捨てるよう夫に強要する。
役割敵役
森の奥でお菓子の家に住む老婆。実は子どもをおびき寄せて捕食する邪悪な存在。
兄と妹
父親と息子
妻と夫
捕食対象として檻に閉じ込める
奴隷のように扱われるが、機転を利かせてかまどに突き落として殺害する
時代背景
大飢饉が起きた昔の時代
場所
大きな森の近くの木こりの小屋と、森の奥深くにあるお菓子の家
国
ドイツ
- 貧困と飢餓による家族関係の崩壊
- 知恵と勇気による絶望的な困難の克服
- 試練を経た兄妹の絆と自立への成長