考城隍

蒲 松齢

青空文庫で読む
近世海外中国小説
道徳・倫理死・無常家族・血縁怪異・幻想
あらすじ

村の給費生である宋公は病に伏していたある日、役人に連れられて見知らぬ城郭へ行き、冥界の試験を受けることになった。そこで長山出身の秀才・張生と共に文章を作り、宋公は「意図的な善は賞せず、無意識の悪は罰せず」と書き、神々に称賛されて河南の城隍神に任命される。しかし宋公は七十歳になる老母を養うため辞退を申し出た。関帝らの計らいで老母の寿命が尽きるまでの九年間、張生が代理を務めることになり、宋公は現世へと戻される。九年後、母が亡くなり葬儀を終えた宋公は身を清めて息を引き取り、立派な行列を従えて親戚の家に別れを告げ、城隍神として赴任していった。

登場人物4
宋公そうこう
英雄
男性給費生学生

役割主人公

村の給費生。冥界の城隍神の試験に合格するが、老母への孝心から赴任の延期を願い出て許される。

張生ちょうせい
知者
男性秀才学生

役割協力者・対照キャラ

長山の秀才。宋公と共に冥界の試験を受け、宋公の代理として九年間城隍神を務める。

関帝かんてい
超越者
男性冥界の神

役割師匠・導き手

冥界の試験官の一柱。宋公の書いた文章と孝心を評価し、赴任の延期と張生の代理配置を取り計らう。

宋公の母そうこうのはは
凡人
女性70その他

役割家族

宋公が養っている七十歳の母親。人間界での寿命が九年残っており、その死が宋公の赴任の時期となる。

人物相関3
宋公張生同僚

冥界での試験仲間であり、城隍神の代理を任せる

宋公宋公の母家族

養うべき老母

関帝宋公主従

城隍神としての採用を認め、特別に猶予を与える

舞台

時代背景

清代

場所

村、冥界の宮殿、長山、河南

中国

テーマ
  • 有心と無心による善悪の判断基準
  • 親への孝行と神仏からの恩寵
  • 死後の世界と神職の任命
キーワード
試験城隍神冥官孝心寿命